痔の日帰り手術
王子クリニックでは京都の肛門外科の中でも痔の日帰り手術・治療を行っています。
痔の日帰り手術は、最小限の拘束時間でスムーズかつ安全に組み込める治療です。
当院では、院長と手術担当看護師、事務員が術前から術後まで責任を持って対応しております。
※初診の方は、WEB問診をご利用ください
日帰り手術の適応
- 患者さんが日帰り手術を理解し、また希望していること
- 医師、看護師の勧めで患者さんが納得・協力的であること
- 生活自立上大きな問題がなく、介助や介護が最小限であること
- 手術後の合併症が最小限であることが予測されること
- 通院の際の交通手段に支障がないこと
当院での痔の手術の流れ
- 術前検査
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血液検査、心電図、呼吸機能検査など検査を行います。
- 再診・手術説明
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術前検査結果と手術の説明を行います。
- 手術当日
- 手術当日の朝食は食べないでください。
- 麻酔
- 術衣に着替えた後、手術室で手術台でまず仰向けになり、酸素マスクやモニターを装着し右向きに横になり静脈麻酔(全身麻酔)を行います。
麻酔の導入は10~15分です。
全身麻酔後に手術部位にマジックでマークをつけ、細い針で局所麻酔を行います。 - 手術
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手術時間は30~60分です。手術終了後、すぐに麻酔から覚めます。
- 手術後の安静
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手術後は回復室で休んで頂きます。定期的に血圧などチェックします。
術後約1時間で、水分・食事をとり、トイレ歩行ができます。
術後約2時間で、創部や全身に問題なければ帰宅できます。 - 帰宅後
- 院長の診察後、帰宅可能となります。担当看護師より退院後の生活についてアドバイスさせて頂きます。
翌朝まで自宅安静が望ましいです。 - 術後1週間まで
- 外来に受診して頂き、傷の状態(創部)の確認を行います。
- 術後6~12週で通院は一旦終了となります。
麻酔法
麻酔法
- 点滴で眠くなる静脈麻酔(全身麻酔)を行います。同時に酸素マスクを装着します。
- 局所麻酔を手術部位に注射します。
- 痛みを感じることなく、手術を受けることができます。
- 手術が終わると、すぐに目が覚めるのでご安心ください。
痔核術後の注意事項(抜粋)
- 手術当日は必ず自宅ベッドで安静にしてください。
- 入浴は手術翌日から可能です。
- 痛みが強い時は、我慢せずに痛み止めを追加服用ください(5~6回/日)。
- 排便時、排便後痛は少なくとも術後10日目まであります(個人差あり)。
痛みをやわらげる方法として、- 排便の30分前に痛み止めを飲む。
- 入浴、シャワーで創部をきれいにして温める。
- 以下の場合、当院に連絡・受診してください
- 3日間排便がないときや、肛門やおなかが苦しいとき。
- 下痢が続くとき。
- ズボン一面に広がるような出血を認め、治まらないとき(1%)。
- 激しい痛みが続くとき。
- 排便後は強くふきすぎないようにしてください。
- ウオシュレットは一番弱い設定で2~3秒とし、軽くふいてください。
- アルコールなしのウェットティッシュでふいてもかまいません。
- 術後3~4週間目まで血液や黄色い浸出液がつきます。膿ではありません。
- アルコールは術後1週間控えてください。
- 食事の制限は特にありませんが、刺激物はなるべく控えてください。
- 自転車や軽運動は術後2週、激しい運動は術後4週経過後可能です。
- 術後6~12週で通院は一旦終了、1年後に再診となります。