- 9月 29, 2025
【鼠径ヘルニア。男性だけではありません。女性も発症します】
男性に発症するケースが圧倒的に多いのは事実ですが、女性も発症する可能性はあります。
★男女差がある理由
鼠径管の構造:
男性の場合、鼠径部には精巣へ向かう血管や精管などが通る「鼠径管」という管があり、
この部分が女性よりも太いため、ヘルニアが起こりやすくなっています。
男女比:
多くのデータで、男女比は男性が5~10に対し、女性が1程度とされています。
★女性の鼠径ヘルニアの特徴
発症しやすいタイプ:
高齢の女性では「大腿(だいたい)ヘルニア」と呼ばれるタイプのヘルニアが多く見られます。
また、痩せている女性にも多い傾向があります。
症状:
男性と同様、足の付け根の膨らみや違和感、痛みなどが主な症状です。
生理周期に合わせて症状が変化することもあります。
注意点:
女性のヘルニアは、男性に比べて膨らみが小さく、気づきにくい場合があります。
また、腸が締め付けられて血流が途絶える「嵌頓(かんとん)」のリスクが男性よりも
高いとされているため、早期の診断と治療が重要です。
★鼠径ヘルニアになる原因
加齢:
筋力が衰えることで、鼠径部の組織が弱くなります。
腹圧の上昇:
妊娠・出産、立ち仕事、重いものを持つ仕事、慢性的な咳、便秘など、お腹に力がかかる動作を
繰り返すことで発症リスクが高まります。
もし、足の付け根に膨らみや違和感がある場合は、
性別にかかわらず早めに外科や消化器外科を受診することをおすすめします。
京都の鼠径ヘルニア・脱腸手術専門 王子クリニック
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