• 1月 2, 2024
  • 12月 24, 2023

鼠径ヘルニアの原因

ソケイ部にはお腹と外をつなぐ筒状の管(そけい管)があります。

男性では、
睾丸へ行く血管や精管(精子を運ぶ管)が、
女性では、
子宮を支える靱帯(じんたい)が通っています。

年をとってきて筋膜が衰えてくるとソケイ管の入り口が緩んできます。

お腹に力を入れた時などに、
筋膜が緩んで出来た入り口の隙間から腹膜が出てくるようになり、
次第に袋状に伸びてソケイ管内を通り脱出します。

いったんできた袋はなくならず、
お腹に力を入れるとヘルニアのうの中に腸などが出てくるようになります。
これを外鼠径ヘルニアといいます。

腹壁には弱い場所があり、
年をとってきて筋肉が衰えてくるとここを直接押し上げるようにして
腹膜がそこから袋状に伸びて途中からそけい管内に脱出します。
これを内鼠径ヘルニアといいます。

ソケイ部の下側がふくらみ、大腿静脈のわきから脱出します。
これを大腿ヘルニアといいます。
多産で高齢の女性に多いのが特徴です。

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